超人たちの野球狂騒!? 伝説のカオス野球漫画『アストロ球団』の感想

こんにちは「完結漫画批評」管理人のマイクです。

今年も去年と同じく広島東洋カープが好調ですね。

カープを心のそこから愛している

私としてはとても嬉しいです!!

ここまでくるのにかなりの年月がかかりました。

市民球団という特質上、
お金がかかるFAや逆指名で良い選手が取れないため、
時間がかかる育成という方法でしか強くなることが
できませんでした。

特に2003年〜2011年あたりまでは、
正直絶望しか感じませんでした。

優勝なんか夢のまた夢...
(私が大っ嫌いなクライマックスシリーズですら)

そう思う時期が確かにありました...

しかし、物心ついた頃、
父親に初めて広島市民球場に連れられた時から
カープファンだった私は、諦めませんでした。

人間もそうですが、なんでも忍耐が必要な時期は
あるのです。

きっといつか、
緒方や正田、野村、前田に江藤、そして金本が
いた頃の様に強い(それでも優勝は難しかった)カープが
戻ってくる。

今年こそは今年こそは強いカープが見れる
シーズンが始まる前に願っていました。

そして、待つこと数年...

ついに強いカープが誕生しました!!

弱い時期は見ることが億劫だった野球ニュースも、
今では、たとえ負たとしても、目を通すことが
できる様になりました。

今更ですが、私は野球が大好きです!!

もちろん、野球を題材にした漫画も結構読みました。

なのに、完結した野球漫画の紹介を一つも
していないことに昨日気がつきました。

と、いうことで今回は
伝説の野球漫画『アストロ球団』を紹介します。

『アストロ球団』/全20巻/☆2つ
原作:遠崎史朗 作画:中島徳博


『伝説のカオス野球漫画』
ASH1.jpg

あらすじ...
交通事故で重傷を負った
阪神タイガースのエース・江夏(えなつ)に
なりすまして登板した謎の少年は、
変幻自在の投球で巨人打線を翻弄していく。
彼こそ、名投手・沢村栄治(さわむら・えいじ)の
意志を受け継ぐフィリピン人・シュウロが
探していた超人の一人・宇野球一(うの・きゅういち)だった!!


ASH_2.png

宇野の他にも、超人的な野球選手は8人いて
全員昭和29年(1954年)9月9日生まれで、
全員身体にボール型のアザを持ってる。

この漫画は、沢村栄治の遺志を受け継いだ9人の超人が、
打倒アメリカ大リーグを掲げ、世界最強の野球チームを
目指して戦う物語である。

<以下感想です...>

私がこの漫画を初めて読んだのは中学3年生の時です。

当時通っていたT塾という個人塾のT先生に、
「すごい野球漫画があるよ」と貸してもらったのが
きっかけです。

ちなみにT先生は阪神ファンでした。

私が中学3年生の時は2001年で、野村監督の最終年です。

翌年星野監督が就任して、暗黒時代から脱出するのですが、
そんな未来など誰も想像できないくらい、
あの頃の阪神は暗黒でした!!

T先生には塾が終わったら車で家まで送ってもらっていました。

その車内の会話は、不甲斐ない阪神に対する嘆きと、
宿敵である巨人へのぼやきが大半でした。

口癖が、「巨人の選手、怪我しないかな〜」でした。
(なぜか清原は応援していました)

そんな先生に紹介された漫画なので、
読む前から普通の漫画ではないと覚悟していました。

読後の感想は...

「やばい漫画を読んでしまった!!」


です。

特にやばいのが、普通に人が死ぬところです。

野球は体をはったスポーツなので、
不慮の事故で亡くなる選手もいます。


しかし、この漫画は故意に選手を殺しにいっています。

この漫画には選手を殺りにかかる?
殺人技(野球なのに)が沢山出てきます。

その一つで殺人L字ボールという殺人魔球があります。
(そもそも殺人魔球ってなんだ?)

これはブラック球団というアストロ球団が最初に戦う相手の、
無七志(む なし)という投手が使用する技で、
いっけん打ちごろのスローボールですが打った途端に打者の腕を
かけのぼり、顔面ないし頭部を襲うという恐ろしい魔球です。

アストロ球団の初代上野球二(そもそも初代って何よ?)が
これが原因となり死にます

もちろん、その他にもやばい技が沢山あります。

せっかくなので、いくつかやばい技を紹介します...

やばい技たち...

その① 「殺人X打法」

カミソリの竜こと高雄球六(たかお きゅうろく)の技?です。

言ってしまえばピッチャー返しですが、
もちろんただのピッチャー返しではありません。

頭部を狙うことによって投手を打殺? する打法です。

その② 「ビーンボール魔球」

特攻隊の生き残りである。氏家慎次郎(うじいえ しんじろう)が
死んだ仲間を弔うために会得した殺人魔球です。

いっけん普通のスローボールですが、
打つと球皮が剥がれて!? 打者を襲います。

投げた氏家は、
なぜか投球直後に老化(作中では成仏)して廃人になりました。

その③ 「人間ナイアガラ」

アストロ球団選手の球三郎(きゅうさぶろう)がヒットを
打って走塁する際に、対戦相手のビクトリー球団の
内野・外野手合わせて7人がハイジャンプして、
まるで滝のように降ってくるというもの。

ASH3.jpg

見たらわかると思いますが、
どう見ても走塁妨害です...

ちなみに、ナイアガラの滝を浴びせられた球三郎は、
事故で一度死んでいます。

その後なぜかパラシュート降下の衝撃で、蘇ります!!
(一度死んだショックにより目が見えなくなりますが)

当時、上記の技や、超人たち(狂人?)、カオスな展開のオンパレードに
「誰か説明してくれよ!!」と叫びたくなりました。

総論...


でもなんだかんだで面白いですよ...たぶん

そもそも、この漫画は
野球のルールを無視しています。

俺がルールブックだと言ったある審判が、
この漫画の世界にいたら、
怒りのあまり憤死すると思います。

普通の野球漫画はルールの範囲内で、むちゃくちゃしますが、
この漫画にはそもそもルール自体が存在しません。

そして、この漫画には、V9の「川上監督」、
ミスタープロ野球「長島茂雄」、世界のホームラン王「王貞治」
など名だたる野球界のレジェンドたちが登場するのですが、
アストロ球団の面々が強烈すぎて、中盤〜後半にかけて
ほとんどモブキャラ状態です。

それでもこの漫画が野球漫画として面白く読めるのは、
勢いがあるからです!!

最初から最後までブレずにノンストップで、
話が進みます。

その勢いのおかげで、カオスな要素も読み終わるまでは
ある程度気にせずにいられるのです...

野球漫画が自体があまりない時代に
出された漫画なので、今の価値観で読めば「?」と
なる部分があると思いますが、
一度読めばこの漫画に対する、
作り手の熱い気持ちがわかると思います。

軸がぶっ飛んでいる漫画は、
それが始めから終わりまでブレなければ
良い意味でも悪い意味でも、
ある種の伝説になると言うことを、
この作品が証明してくれました。

いま読んでも面白く読めるので、普通の漫画に飽きた人は
怖いもの見たさでもいいので読むことをおすすめします!!

以上「アストロ球団」の感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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