読後の余韻は大切です。 結末は切ないバットエンド!? 漫画『うせもの宿』の感想

『うせもの宿』/全3巻/☆2つ
作者: 穂積 出版社:小学館

『切ないバッドエンド』
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こんにちは「完結漫画批評」管理人のマイクです。

皆さんは、映画を見終わったあとや、
長い間読んでいた漫画が完結したとき、
余韻に浸ることはありますか?

私はあります。

というか、それを感じたくて
最後まで見たり読んだりしています。

中には、余韻ではなく怒りを感じたり
言葉を失くすほど失望する作品もありますが...

やはり余韻はとても大切で、
「終わり良ければすべて良し」
という言葉があるように、終わった後、
見た人にどういった余韻を感じさせるかで
その作品の評価が決まると思います。


数ある余韻の中で、私の一番の好みは、
「切ないバッドエンド系」です!!

私は捻くれた心の持ち主なので、
単純なハッピーエンドや、苦し紛れのバッドエンドでは
あまり余韻を感じません。

なので、程よく切なさと後味の悪さを
感じる余韻が大好きなのです。

と、いうことで今回は漫画『うせもの宿』を紹介します。

あらすじ...
少女のような女将さんがいる古い宿。

そこを訪れる客は、失くしたものが必ず見つかるという。

不思議に満ちた「失せもの宿」で起こる数々のドラマ、
そして秘められた謎とは――。

驚きと感動の和風ファンタジー。

<以下感想です...>

この漫画は、ここ最近で一番いい余韻に
浸らせてくれた作品です。

展開は、うせもの宿という、少女のような女将がいる古い宿に、
マツウラという案内人によって客が訪てくる。

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この宿は失くしたものが必ず見つかる宿といわれ、
どこからどう見ても怪しい少女である女将と、
案内人であるマツウラが何者か
よくわからないまま話が進みます。

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基本的に1話完結で、話が進むごとに女将の正体や、うせもの宿のこと
そしてマツウラの目的が少しずつですがわかっていきます。

普通にネタバレすると...

このうせもの宿は、死者が訪れる場所で、
訪ねる人は自分が、失くしたものを見つけない限り、
この宿からは出られないというシステムで運営されています。

私からしたら非常に迷惑だなと思いますが
心残りを少しでも解消してあの世にいかせようとする、
善意から何者かが運営している旅館のようです。

基本的にくる人は、失くしたもの(心残り)が大きくて
このままでは側からいて成仏できないだろうなと、
思う人ばかりです。

ちなみに、うせもの宿で働く従業員はみんなもともと客で、
失くしたものを見つけられないから、
しぶしぶ(私にはそう見えました)従業員として
働いています。

あと、生きている人間は、うせもの宿には入れません。

⬆️の、設定が最後に「切ないバットエンド」を感じる
決め手になります!!

読後は私が余韻に求める、
「程よい切なさと後味の悪さ」を強く感じました。

何に対してそんなに、「切ないバットエンド系」の余韻を
感じたのかはネタバレになるのであまり言いません。

基本は女将(宿の中にいるので死者)と
マツウラ(宿の外にいるから生者?)の
過去が...と言うのに止めておきます。

全3巻と巻数は少ないですが、この二人の関係性を
中心にして、結末&余韻に向けて物語は丁寧に
進行していきます。

特に最終巻は、
「愛しさと切なさと後味の悪さと」
とめどなく押し寄せてきて、涙腺を刺激します。

読んでてネガティブな気持ちにはならなかったので、
読後に「切ないバットエンド系」の余韻を求める
人におすすめの完結漫画です。

以上「うせもの宿」の感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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