大切なものを守るには 漫画「千年万年りんごの子」の感想

こんにちは、「完結漫画批評」管理人のマイクです。

いきなりですが、私、ウィルス性胃腸炎になりました。

絶賛この世の地獄を体験中です!!
こんな状態では仕事もあまりできないので、漫画を読みながら
ブログを更新することに決めました。

と、いうわけで今回は『千年万年りんごの子』を紹介します。

『千年万年りんごの子』/全3巻/☆3つ
作者:田中相 出版社:講談社

『大切なものを守るには』
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あらすじ...
舞台は昭和40年代。生後間も無く、東京の寺の境内に捨てられた
主人公「雪之丞(ゆきのじょう)」は、青森のりんご農家の
娘の「朝日」とお見合いをし、雪深いりんごの国に婿入りすることに。

雪之丞はそこで、北の家族と静かに過ごす。

それは、親を知らない雪之丞のなかに温もりをもたらす。

しかし、ある冬、寝込んだ妻のために禁断のりんごを
食べさせたことから、すべては一変する。

60年前に絶えたはずの祭儀を蘇らせ、朝日は“おぼすな様”という
土地の神の妻となってしまう。

神に対する人身御供となった朝日は、髪や爪が以上に伸び、
身体も小さくなっていく。

そんな妻をみた雪之丞はある決断をする。

<以下感想です...>


この漫画で全わたしが泣きました!!

朝日や村の人たちは、朝日がおぼすな様の妻となった
事実をまるで自然の摂理のごとく淡々と受け止めます。

神の妻に選ばれたのだから仕方がない...
むしろ、喜ばしいことだ...

しかし、雪之丞は違いました。

彼は、捨て子のため義理の両親に対する遠慮から、自分の意思ではなく
周りの意思で生きてきました。

雪之丞は、朝日との出会いは見合いだけど、
生き生きとした笑顔を見るうちに、
心のそこから愛するようになります。

それは朝日も同じで、なれない北の地でりんご農家の跡取りとして
頑張る雪之丞を愛します。

生まれて初めて、絶対に手放したくないものを手にした雪之丞は、
朝日を神に渡さないため、あらゆる手を尽くします!!

愛する妻を取り戻すために、神に挑む姿は、

まるで『装甲騎兵ボトムズ』でフィアナを取り戻そうとするキリコ、
『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破』で第10の使徒から
綾波レイを助けようとする碇シンジのようでした。


終盤、雪之丞は大切なものを守るため「鬼」になります。

村人から蔑まれても、神に逆らっても、
何としても「朝日」だけは守りたい。

その一心で...

鬼となった雪之丞が神と対峙する終盤の展開は、
この漫画らしからず凄まじいです。

草食系男子のような風貌の雪之丞が、
鬼となり、漢(おとこ)となり、朝日のために
その身を焦がす姿は感動的でした!!

愛する人、大切なものを守るために何ができるかを
考えさせられる漫画でした。

以上「千年万年りんごの子」の感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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