まさかの打ち切り完結!? 武論尊&池上遼一による三国志「覇−LORD−」と「SOUL 覇 第2章」の感想

こんにちは「完結漫画批評」管理人のマイクです。

「三国志」漫画の代表といえば? の質問に
十中八九の人が「横山版三国志」と答えると思います。
この漫画は、以前紹介した通り、文句なしに面白いです!!

しかしそれ以外に、「三国志」漫画は?
と聞かれると正直どれも微妙いうしかありません...

と、いうわけで今回は「三国志」漫画の代表になり損ねた漫画
『覇―LORD―』と、その第2章である『SOUL 覇』を紹介します。

『覇―LORD―』/全22巻/☆2つ
 『SOUL 覇』/全3巻/☆1つ
原作:武論尊 作画:池上遼一 出版社:小学館

『期待していたのに...』
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あらすじ...
舞台は中国後漢末期から三国時代。

卑弥呼の倭統一に貢献した奴国の
勇将・燎宇は後漢の“覇”を握ることを決意する。

単身で後漢・幽州に渡り、そこで劉備、関羽、張飛の
三兄弟に出会い、燎宇はこの3人と行動を共にするが、
やがて劉備が極悪非道の人間と知る。

ある日、劉備が新しい剣の試し斬りを目的に罪人を
殺害しようとするが、燎宇はこれを阻止し、劉備の首を刎ねてしまう。

関羽、張飛は憤慨するが、燎宇はこの2人が純粋な気持ちで劉備に
従ってはいなかったということを見破り指摘する。

その後、関羽、張飛は燎宇の行動、思考を目の当たりにし、
燎宇を新たな劉備として仕立て上げることを決意する。

そして、3人は桃園で新たに義兄弟の誓いを交し戦いに赴く。

<以下感想です...>


この漫画の主な変更点は、

劉備の正体が倭人!!
 本物の劉備はかなりの極悪人で倭人である燎宇に殺されます。
 そして燎宇は劉備に成り代わります。

趙雲が女性!!
 序盤こそつけ髭を付けて男性として振舞っていましたが、
 正体がバレるとすぐにつけ髭を取り女性武将として振舞います。

関羽の義子、関平は呂布と趙雲の間に出来た子供!!
 呂布に犯されそうになった女性を守る為、趙雲は呂布に
 その身を捧げ、関平が誕生します。

他にもいろいろ変更点がありますが、
史実からの大きな変更点はこれくらいです...

序盤から終盤まで、武論尊&池上遼一コンビよろしく
熱い漢たちの物語が展開していきます!!

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倭国での約束された地位を捨て
大国である漢で覇を掴もうとする劉備。

自分が理想とする国を作るために、
全ての情を捨てた曹操。

愛する息子である孫策・孫権に漢としての生き様を
自らの死を持って教える孫堅。

貂蝉との間にできた子供が流産したこと知り、
桁違いの暴政を始めた董卓に止めを刺す呂布。

彼ら熱い漢たちに引っ張られて、
最後まで手に汗握る展開が続きます。

このまま最後までいって欲しかったのですが...

そうは問屋が卸しませんでした!!

第1章の最後は、
呂布が暗殺され、関平は諸葛亮と行動を共にして覇を目指し、
(諸葛亮は史実とは違いすでに登場済み、神童で関平と同年代という設定)
漢の頂点に立つ存在である人物が曹操によって殺されるところで
終わります。

呂布の暗殺や関平と諸葛亮の行動はいいのですが、
漢の頂点に立つあの人物が曹操に殺された展開に、

「なんだか嫌な予感がする」と口にしました。

その私の予感はやっぱり現実になりました...


そして、悪夢の第2章『SOUL 覇』が始まる


私がこの漫画に『SOUL 覇』に対して言えることは何もありません。

ただただ、

本当に武論尊&池上遼一のコンビの作品なの?

と思うだけです。

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劉備は関羽&張飛と決別して倭の大軍で中国大陸を蹂躙する...

第1章で作り上げたものが全く無く、絵面だけ同じで中身は
全く違います。そして何より、登場人物の思考や行動が
全く理解できません。

なんでそうなる!? と思うことの連続で、
巻を重ねるほど、読むのが苦行になっていきました。

途中で読むのをやめようかと思いしたが、
私も漢なので読むと決めた漫画は何があっても読み切ります。

幸い3巻で完結(打ち切り?)してくれたので、
精神的苦痛は必要最低限で済みました。

それくらいこの漫画はある種の狂喜に満ちています。

結構、深裂なことを言いましたが、それは
この漫画に新しい三国志の形を期待したからです。

昔の偉い人の言葉で
「好きの反対は無関心である」というのがあります。

期待したぶんだけ裏切られた時の反動は大きいものです。

以上漫画『覇―LORD―』と『SOUL 覇』の感想でした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。

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